【鍼治療の鍼は注射針とは違います|構造と安全性について】

こんばんは 和歌山市 和歌浦口バス停前

畠中整骨院院長 畠中健です。

「鍼治療の鍼って、注射の針と同じなの?」
「血管や神経を傷つけることはないの?」

鍼治療をご案内すると、このようなご質問をいただくことがあります。

実は、鍼灸治療で使用する「鍼」と、病院などで採血や注射に使用する「注射針」は、同じ“はり”でも構造や目的が異なります。

畠中整骨院では、セイリン株式会社製の使い捨て鍼を使用しています。

■ 鍼灸の鍼と注射針は構造が違います

病院で使用する注射針は、薬剤を体内へ注入したり、血液を採取したりする目的があるため、針の内部が空洞になっています。

一方、一般的な鍼灸治療用の鍼は、内部に空洞のない非常に細い金属製の鍼です。

鍼灸用の鍼は、皮膚や筋肉への負担をできるだけ小さくしながら刺入できるように作られています。

当院で使用しているセイリン社製の鍼も、鍼先がなめらかになるよう精密に加工されています。

そのため、薬剤を注入するために作られた注射針とは、構造も使用目的も異なります。

■ 神経や血管を傷つけることはないのでしょうか?

医学的には、

「鍼治療では血管や神経を絶対に傷つけることはありません」

と断言することはできません。

皮膚や筋肉の中には細い毛細血管があるため、鍼治療後にごく少量の出血や、小さな内出血が起こることがあります。

しかし、鍼灸用の鍼は非常に細く、解剖学的な知識に基づいて適切に施術することで、重大な神経損傷などの重篤な有害事象は非常にまれであることが報告されています。

■ 約220万回の鍼治療を調査した研究

229,230人、約220万回の鍼治療を対象とした大規模研究では、鍼治療に伴う主な有害事象として、軽い出血や血腫などが報告されています。

一方、重大な神経障害などの重篤な有害事象は非常に少ないことが示されています。

つまり、

「リスクがまったくゼロ」

ということではありませんが、

適切な知識・技術・衛生管理のもとで行われる鍼治療では、重大な有害事象は非常にまれ

というのが医学的に適切な説明になります。

■ 畠中整骨院ではセイリン社製の使い捨て鍼を使用しています

畠中整骨院では、鍼灸鍼の専門メーカーであるセイリン株式会社製の鍼を使用しています。

患者さまごとに新しい使い捨て鍼を使用し、衛生管理にも十分配慮して施術を行っています。

「注射が苦手なので鍼も怖い」

という方も少なくありません。

しかし、鍼灸治療で使用する鍼は、病院で採血や注射に使用する針とは、太さ・構造・使用目的が異なります。

もちろん、鍼治療でも一時的な痛み、少量の出血、内出血などが起こる可能性はあります。

畠中整骨院では、身体の構造を考慮しながら、安全性に十分配慮して鍼治療を行っています。

鍼治療について不安なことや分からないことがございましたら、施術前にお気軽にご相談ください。

畠中整骨院
お問い合わせ
073-444-0618

【参考文献・資料】

・Witt CM, et al.
Safety of acupuncture: results of a prospective observational study with 229,230 patients.
Forsch Komplementmed. 2009.

・White A.
A cumulative review of the range and incidence of significant adverse events associated with acupuncture.
Acupunct Med. 2004.

・全日本鍼灸学会
鍼灸安全対策に関する資料・ガイドライン

・セイリン株式会社
鍼製品・製造工程・品質管理に関する資料

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