和歌山県立医科大学整形外科の臨床研究について

こんばんは

少し長いですが情報提供です

中年女性の手指のDIP関節が変形し、変形過程で疼痛を伴う、いわゆるHeberden結節という病態があります。
これはエクオールという物質を体内で産生できない人がなります。

それを初期に見つけてエクオールを投与し、Heberdenの発生を予防し、その有効性を科学的なデータで裏づけましょうという臨床研究です。

エクオールがHeberden結節に有効であることはまず間違いありませんが、今のところ科学的なエビデンスが不足しています。
その科学的な裏づけを行うのが今回の研究です。

実は大塚製薬がエクエルというサプリメントを販売しています。エクオールを体内で産生できない人が投与の対象となります。

エクオールを産生できないタイプの方は日本人女性の50%と結構な割合でいるのですが、これはソイチェックという大豆イソフラボンを分解する酵素を有するかどうか調べる検査で簡単に調べることができます。

実際は、通販等でキットを購入して各自調べることになります。エクオールを産生できない人はエクエル投与対象となります。

もし、手指DIPの痛みで悩んでおられる方がいれば、研究期間内は薬剤ももらえますし、参加していただいたらいいのではないでしょうか。ただし、変形がひどくすすんだあとは対象から外れる可能性があります。あくまで変形が来る前に強い痛みを訴えている方が対象です。

お問い合わせ先は

和歌山県立医科大学整形外科までお問い合わせください

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